ジムのプロ選手達は、スパーリングで4R動き続けることができていて、羨ましいですよね。
そこで今回の記事では、ボクシングのスタミナを付ける練習メニューを紹介します。
この記事を読んで実践することで、スタミナを切らさず、パンチを出し続けられるようになるでしょう。
スタミナをつけて強くなりたい人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
ボクシング初心者はスタミナを付けるのが最重要
ボクシングにおいて、スタミナは超重要です。
特に初心者同士でスパーリングをした場合、スタミナがある方が、相手をボコボコにできるでしょう。
スタミナがあればパンチを出して動き続けられるので、ボクシング経験の少ない相手であれば、防戦一方にできます。
さらに練習でもガス欠にならずに、集中して長時間の練習ができるので、上達するスピードも上がるでしょう。
ボクシングを始めたばかりの頃はスタミナ不足に悩むと思いますが、コツコツ練習を続ければ、4Rのスパーリングを難なくこなせるスタミナがつきます。
ボクシングのスタミナはボクシングでしかつけられない
そもそも「ボクシングで動き続けられるスタミナが欲しい!」と思ったら、ボクシングをするしかありません。
ランニングやHIITトレーニングを行うだけでは、ボクシングのスタミナはつかないからです。
基礎体力や筋肉はつくかもしれませんが、それだけではスパーリングでバテてしまいます。
世界クラスの基礎体力や筋肉を持つ水泳選手でもスパーリング1Rで疲れてしまうのは、ボクシング用のスタミナがないからです。
よって「スパーリングでスタミナ切れを起こしたくない!」という人は、ボクシングの練習をしてください。
ボクシングのスタミナを付けるにはスパーリングが一番大事な理由
ボクシングでスタミナ不足に悩む人は、スパーリングをやりましょう。
なぜなら、パンチを出してくる相手がいる状況に慣れる必要があるからです。
サンドバックやミット打ちよりも、スパーリングなどの実践練習でスタミナ不足を実感する人が多いと思います。
それは、パンチを出してくる相手がいる状況に混乱して、スタミナを消耗しているからです。
相手が攻めてきても、焦らずに動けるようになると、スタミナの消耗具合は少なくなります。
そのため、相手がいる状況に慣れるためには、スパーリングをしてください。
サンドバックやロードワークで基礎体力を付けるのも大事ですが、ボクシングの体力を付けるには実践練習が最適です。
【実体験】ボクシングのスタミナ不足でボコボコにされた
プロボクサーとして6戦した私も、初めはスタミナ不足でボコボコにされた経験があります。
ミット打ちやサンドバック打ちで疲れることは減ってきましたが、いざスパーリングになると、体力が持ちませんでした。
2R目の後半あたりから、疲れて顎が上がってしまい、ガードも下がり出します。
そうなると、どんどんパンチをもらってしまい、防戦一方の状態に。
3R目でコーナーで捕まり、ボディをもらってダウンしていました。
しかしスパーリングを中心とした練習で、今では3分✖️4Rを難なく動き続けられます。
ボクシングのスタミナを付ける練習メニュー4選
ここからは、ボクシングのスタミナを付けるために効果的な練習メニューを紹介します。
具体的には、以下の4つです。
ポイント
- マススパーリング
- シャドーボクシング
- ダッシュ
- サンドバック
どの練習も体への負担は少ないので、積極的に取り組んでみてください。
1. マススパーリング
本気でパンチを打ち合うスパーリングが、ボクシングのスタミナをつけるには最も効果的です。
しかし体へのダメージを考慮すると、頻繁にスパーリングをすることはできないので、マススパーを取り入れてください。
マススパーとは、本気でパンチを打ち合わないスパーリングのことです。
リング上で相手がパンチを打ってくる状況に慣れることができるので、リング上で疲れにくくなります。
スパーリングでスタミナ切れを起こしてしまう人は、マスボクシングをたくさんやりましょう。
特に初心者はマスボクシングをたくさんやるだけでスタミナがついて、強くなれます。
私はボクシングで最も大事な練習メニューだと思っているので、たくさん数をこなして欲しいです。
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2. シャドーボクシング
シャドーボクシングでもスタミナはつきますが、ダラダラやっていても効果はありません。
スタミナをつけるためには、相手を想定して、全力でシャドーしてください。
サンドバックと違い、動きながらたくさん手数を出せるので、自分次第でいくらでも心拍数を上げられます。
シャドーボクシングは「アップ段階の楽な練習」という認識を持っている人が多いはずです。
しかし、全力でシャドーすることを心掛けると、スタミナUPのために効果的な練習となるでしょう。
3. 坂道ダッシュ
坂道ダッシュにより、ボクシングのスパーリングをやり抜くための基礎体力がつきます。
心肺機能や足腰の筋肉が強化され、ボクシングに必要なフィジカルやスタミナがつくでしょう。
さらに、メンタル面の体力も強化されます。
息が上がって苦しい中でも、最後までダッシュで登り切ることを繰り返すと、気持ちの体力もつくのです。
坂道ダッシュの途中で、何度も止まってしまいたい気持ちになるかと思います。
しかしその気持ちに打ち勝って走り抜くことで、フィジカル面だけでなく、メンタル面での体力も鍛えられるでしょう。
4. サンドバック
ただ思い切りパンチを打ち込むだけが、サンドバックの練習ではありません。
私が現役時代にトレーナーに教えてもらった練習方法は「30秒とにかく手数出す→10秒休憩→30秒思い切り殴る」を合計15セット行うものです。
サンドバックで自分を追い込む練習をすると、坂道ダッシュ同様に、体のスタミナだけでなく気持ちのスタミナが付きます。
「苦しいな!でもパンチを出さないと!」という感覚は、スパーリングをやりにくために必要です。
サンドバック打ちはボクシングに必要な筋肉やスタミナを付けられるだけではなく、メンタル強化にも役立ちます。
まとめ:ボクシングのスタミナを付けるにはスパーリング一択
今回の記事では、ボクシングのスタミナを付ける方法を紹介しました。
色々紹介しましたが、最も効果的なのはスパーリングです。
本気で打ち合うスパーリングは体や脳にダメージが蓄積してしまうので、本気で殴り合わないマススパーを毎回の練習に取り入れることをおすすめします。
しかし、仕事が忙しくてジムに行けず、なかなかスパーリングできない人もいますよね。
以下の記事では、プロボクサーと営業マンを両立した方法を実体験を踏まえて紹介しています。
ぜひ参考にして、社会人からでもプロボクサーを目指して、かっこいい自分を手に入れましょう!
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