「ボクシングって何が楽しいのだろう?」
「殴られたら痛くないのかな?殴る方も怖くないのかな?」
ボクシングに興味があっても、面白さや魅力が分からず、やり始められない人が多いです。
そこで今回の記事では、ボクシングの魅力を実体験を踏まえて紹介します。
「ボクシングは麻薬」と言われるほど、魅力的なスポーツ。
これからボクシングを始めようと思っているけど、あと一歩踏み出せない人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ボクシングはただの殴り合いではない
ボクシング=暴力ではありません。
ボクシングは子供から大人まで夢中になれる、素晴らしいスポーツです。
また「ボクシングは芸術」とも言われるほど、美しい競技でもあります。
- パンチをもらわないために、どうやって動けば良いか
- パンチを当てるために、どのようなフェイントやコンビネーションを入れるべきか
- カウンターでKOするために、どのような伏線を張っていくのか
キックボクシングやMMAとは違い、パンチだけで相手を倒す必要があります。
そのためフィジカル面の強さだけではなく、頭脳戦も重要です。
私は26歳でボクシングを始めましたが、その魅力にどっぷりハマり、プロボクサーとして6試合も行うまでになりました。
ボクシングをなぜやるのか?【魅力6つを紹介】
痛くて怖そうなボクシングを、なぜやる人がいるのでしょうか。
私が実感した魅力や、面白さを6つ紹介します。
ポイント
- 思い切り殴れる爽快感がたまらないから
- 自己肯定感が上がるから
- かっこいい体になれるから
- 危険と隣り合わせだから
- 仲間ができるから
- 奥が深いから
それでは、1つずつ紹介していきます。
1. 思い切り殴れる爽快感がたまらないから
自分の拳で、思い切り何かを殴ったことはありますか?
格闘技をやっていない限り、多くの人がフルパワーでぶん殴った経験はないと思います。
しかしボクシングにおいては、力一杯殴って良いのです。
サンドバックやミット打ちで、ストレートを思いきり打ち込んだ時の爽快感はたまりません。
力一杯サンドバックを殴れば、溜まっていた仕事のストレスは吹き飛びます。
2. 自己肯定感が上がるから
ボクシングは見ての通り、殴り合いの激しいスポーツです。
殴られたり、疲れて息が上がったりするのは苦しいし辛いです。
しかしこんなに激しいスポーツを継続するだけで、自分のことが好きになれます。
「私ボクシングジムに通っています」と、さらっと言えるのはカッコよくないですか?
自己肯定感が上がることで、人の目を気にしなくなったり、周りの意見を気にしすぎなくなったりします。
そのため、メンタルの安定にも繋がるでしょう。
3. かっこいい体になれるから
ボクシングを続けると、引き締まってカッコ良い体になれます。
ボクシングは全身を使った有酸素運動と無酸素運動のミックスなので、脂肪を落としながら、筋肉をつけられるのです。
鍛え上げたプロボクサーは、腹筋が6つに割れ、肩や足にも美しい筋肉がついています。
プロボクサーにまでならなくとも、ボクシングを始めて2~3ヶ月もすれば、見違えるような体になれるでしょう。
カッコ良い体になれば、自分に自信がつきますし、モテるようになるかもしれません。
4. 危険と隣り合わせだから
ボクシングは危険と隣り合わせだから、楽しいのです。
ボクシングをやったことのない人は、私が何を言っているのかわからないでしょう。
スパーリングをすれば相手のパンチは痛いし、スタミナが切れてくると、自分の体は言うことを聞かなくなります。
一歩間違えれば、怪我をする可能性もあるでしょう。
大人になってから、これほど緊張することはなかったです。
しかし、この緊張を乗り越えた時の充実感は、言葉で言い表せません。
スパーリングや試合を終えた後は、男として一皮剥け、テストステロン値も上がった気がします。
「ボクシングは危険と隣り合わせのスポーツ」であることが、ボクシングの魅力の1つでもあるのです。
5. 仲間ができるから
ボクシングで殴り合ってできた仲間は、一生物です。
自分の所属ジムの選手はもちろん、出稽古先である他のジムの選手とも、ボクシングを通じて仲良くなれました。
年齢や社会的地位は関係なく、殴り合うことで、絆を深められるのです。
また、ボクシングは個人競技のイメージがありますが、団体競技でもあります。
トレーナーやジムの仲間と作戦を練り、試合当日まで勝つためにチーム一丸となって練習をするのです。
私自身もボクシングに一生懸命取り組んだおかげで、たくさんの人に応援してもらい、かけがえのない仲間ができました。
6. 奥が深いから
ボクシングは奥が深いスポーツです。
キックボクシングやMMAと違い、リングの上で拳だけで殴り合わなければなりません。
そのため、パンチを当てるためにフェイントを入れたり、様々なコンビネーションを入れたりする必要があります。
さらに自分のパンチを読まれて、カウンターを狙われる場合もあるでしょう。
- 顔面にパンチを当てるために、ボディーにパンチを出して意識を向ける
- 色んなタイミングでパンチを出して、カウンターを狙われないようにする
- 様々なディフェンス方法を使うことで、どんなパンチも避ける
- あえて当てないパンチを出すことで、手数を増やす
このように奥が深いスポーツのため、ボクシングをしていない時もボクシングの妄想をしてしまいます。
ボクシングのデメリット3つ
続いて皆さんが想像するような、ボクシングのデメリットも紹介しておきます。
具体的には、以下の3つです。
ポイント
- 怪我をする
- 緊張する
- 辛いし苦しい
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1. 怪我をする
ボクシングに怪我は付きものです。
殴り合いのスポーツなので、サッカーや野球と比べると、怪我のリスクは高いでしょう。
私もプロボクサーになってから、鼻や拳などを骨折しました。
人によっては、網膜剥離になってしまう場合もあります。
しかしプロボクサーとして試合に出たり、毎週のようにスパーリングをしなければ、大きな怪我をする可能性は低いです。
「ボクシングをすると怪我する」をいったイメージを持っている人は多いですが、大きな怪我をするのはほとんどがプロボクサーです。
プロボクサーでない限り、骨折などの大怪我をすることはありません。
2. 緊張する
ボクシングはリングの上で殴り合う非日常的なスポーツなので、緊張して当然です。
私もプロのリングに上がる前や、試合を控えている大事なスパーリング前は、緊張してトイレばかり行っていました。
しかしこんなに緊張したことも、思い返せば良い思い出です。
大人になってから、ガチガチになって頭が真っ白になるほど緊張することは少ないでしょう。
このような経験を経たことで、大人になってからも人間として成長できたと思っています。
3. 辛いし苦しい
ボクシングは、辛くて苦しいスポーツです。
試合が決まれば減量するので、食事を制限しなくてはなりません。
また試合前の追い込み期間は、スパーリングを4R行ってから、ミット打ちを8Rやることもあります。
しかしこれほど辛い練習を乗り越えてきた経験は、これからの人生に必ず生きてくると確信しています。
ボクシングの試合前の追い込みほど辛いことは、数少ないはずですからね。
またプロになって試合に出ると、ボクシングは辛くて苦しいと感じることもありますが、趣味の範囲であれば純粋に楽しいスポーツです。
初心者がきつい練習をすることはないので、まずは気軽にボクシングを始めてみましょう。
なぜ私はプロでボクシングを4年以上やってきたのか
私はボクシングを始めた当初、プロボクサーになるつもりはありませんでした。
しかしボクシングの爽快感や奥深さに魅了され、気付けばプロボクサーとして4年以上も活動してきたのです。
今までプロで6試合しましたが、骨折は5回もしましたし、1RでKO負けしたことが2回もあります。
それでも、自分が色んなパンチやディフェンスを覚え、少しずつ強くなってきたことが嬉しかったです。
自分のことが好きになると自分に自信が持てるようになり「どんなことでも俺ならできる!」と挑戦する気持ちが芽生え、仕事が上手くいくようにもなったのです。
少しずつボクシングの魅力を体感し、自分の人生が上手くいくようになったため、ここまでボクシングに夢中になれたと思います。
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ボクシングを始めたくなったらどうすればいい?
この記事を読んでいる人は、ボクシングをやることに興味が出ているはずです。
ボクシングを始めたくなったら、とにかくボクシングジムへ入会してください。
家でYouTubeを見ているだけでは、ボクシングの面白さや魅力を感じることはできません。
ジムでトレーナーにミットを持ってもらったり、対人練習をしたりすることで、爽快感や奥深さを実感できます。
家から近いボクシングジムへ電話して、体験入会をさせてもらいましょう。
「ボクシングジムは怖い人ばかりいそう・・・・・・」というイメージがある人もいるかと思います。
しかし、陰キャの私にも優しく接してくれる人ばかりなので、勇気を出して電話してみてください。
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まとめ:なぜボクシングをやるのか?→自己肯定感が上がるから!
私はプロボクサーとして4年以上もボクシングをしてきました。
格闘技未経験からここまでボクシングにハマった一番の理由としては、自己肯定感の向上に繋がったからです。
激しく辛いスポーツをしている自分が好きになり、自分に自信が持てるようになったことが一番の収穫でした。
しかし仕事が忙しくて、ボクシングを始めても続けられるかどうか不安な人もいるはずです。
そういった人は以下の記事を読んで、ボクシングと仕事を両立できるようにしてみてください。
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