ボクシングのフットワークができないと悩んでいませんか?
フットワークが上手な選手を見ても、簡単には真似できないですよね。
フットワークができないと相手からパンチをもらいやすくなりますし、シャドーも上手に見えません。
そこで今回の記事では、フットワークができないボクシング初心者向けに、フットワークのトレーニング方法を紹介します。

ボクシングスキルを高めるためにも、ぜひフットワークを身に付けましょう。
目次
ボクシングにおけるフットワークの重要性
ボクシングではフットワークをマスターすることで、スパーリングを有利に進められます。
なぜなら、自分のやりたいボクシングができるからです。
フットワークができるようになると、以下のような効果があります。
ポイント
- 相手がパンチを当てにくくなる
- 自分のパンチが当てやすくなる
- スタミナを消耗しにくくなる
- カウンターが当てやすくなる
相手のパンチをフットワークでかわして、自分のパンチをカウンターで当てることもできるようになります。
さらに必要最低限の動きができるようになる、体力の消耗もしにくくなるのです。

フットワークと同時に下半身を強化すると、パワーも身に付けられます。
下半身強化についての詳しい内容は、以下の記事を参考にしてみてください。
ボクシングのフットワークはすり足をイメージしよう!
ボクシングのステップは、ぴょんぴょん飛び跳ねないようにしましょう。
なぜなら飛び跳ねるように動くと、体力の消耗が激しくなるからです。
基本的にボクシングのフットワークはすり足のように、動きたい方の足を先に出し、後ろ足は後からついてくるようなイメージです。

ボクシングのステップの種類について
ここからは、ボクシングのステップの種類や名前について紹介していきます。
主なステップの種類としては、以下の3つです。
ポイント
- 前後のステップ
- サイドステップ
- ピボット
ボクシングのステップとしては、上記3種類のステップしかありません。
3種類のステップを身につければ、フットワークをマスターしたことになるでしょう。
それでは1つずつ解説していきます。
①ステップイン・バックステップ
ステップイン・バックステップは、前後に動くステップです。
相手との距離を詰めたり、距離を外したりするときに使います。
自分のパンチを当てるためにステップインで近付いたり、相手のパンチが飛んできたときにバックステップで避けたりするのです。

②サイドステップ
サイドステップを利用してサイドに動くことで、相手のパンチをかわして自分のパンチが打てるようになります。
相手がパンチを当てにくい位置に一瞬で移動し、その隙に自分のパンチを打ち込むのです。
サイドステップも、移動したい足から先に動かすようにしましょう。

③ピボット
ピボットターンを利用することで、スパーリングを優位に進められます。
相手の死角に回ったり、リングの中央を取りに行けるようになるのです。
相手がパンチを打って距離を詰めてきたときに、ピボットを利用して相手の死角に回り込めます。
またコーナーに詰まったときにピボットすれば、ピンチから脱することもできるでしょう。

ボクシングのフットワークトレーニング方法
ここからは現役プロボクサーである私も実践している、フットワークのトレーニング方法を紹介していきます。
具体的には、以下の3つです。
ポイント
- 縄跳び
- ラダートレーニング
- 足だけのシャドー
軽やかなフットワークを身につけるには、上記のトレーニングが必須です。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①縄跳び
縄跳びはボクサーにとって必須です。
縄跳びをすることで下半身の強化や、リズム感を養うことができます。
一定のリズムで跳び続けることで、自然とリズム感が身につくのです。
華麗なフットワークを行うためにも、頑丈な下半身とリズム感が必須になります。

②ラダートレーニング
フットワークのトレーニングとして、ラダートレーニングは有効です。
ラダートレーニングは、華麗な足さばきを行う練習になります。
華麗なフットワークで相手を翻弄する元世界3階級チャンピオンのロマチェンコ選手も、ラダートレーニングを積極的に取り入れているようです。

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③足だけのシャドー
実践で使えるフットワークを身につけるには、足だけのシャドーボクシングがおすすめです。
相手を想定して様々なステップを使うことで、スパーリングでもフットワークが使えるようになります。
鏡の前だけでなくリングに上がって、前後左右にステップしましょう。

足だけのシャドーは、フットワークを身につけるのにとてもおすすめです。
フットワークでボクシング技術を上げよう!
今回の記事では現役プロボクサーである私が行っている、フットワークのトレーニング方法について紹介しました。
ポイント
- ボクシングにおけるフットワークの重要性
- ボクシングのステップの種類について
- ボクシングのフットワークトレーニング方法
パンチを一通り覚えたら、フットワークを覚えると良いでしょう。
フットワークを使えるようになると、カッコよくシャドーボクシングができるようになります。
また、マススパーでも相手を翻弄できるようになるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、フットワークのトレーニングをしてみましょう。