ブラインドサッカーのゴールキーパーは、なぜ目隠しをしていないのか気になったことはありませんか?
他の選手は目隠しをしているのに、キーパーだけ目隠しをしていない理由が気になりますよね。
そこで今回の記事では、ブラインドサッカーのゴールキーパーが目隠しをしていない理由についてわかりやすく紹介します。
ブラインドサッカーをより楽しむためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
ブラインドサッカーのキーパーは健常者?
ブラインドサッカーのキーパーは、健常者や弱視者です。
つまり、ブラインドサッカーにおいてキーパーだけは目が見えています。
なぜなら、ブラインドサッカーのキーパーは健常者でないと、ブラインドサッカーという競技が成り立たない理由があるからです。
例えばキーパーの目が見えていない場合、キーパーは自分のいる位置がわからなくなり、ゴール前にキーパーがいない状態になってしまう可能性があります。
ゴール前にキーパーがいなければ、シュートがゴールの枠内に入ればゴールになってしまうでしょう。
ブラインドサッカーをいう競技を面白くするためにも、キーパーは健常者で目が見えている必要があるのです。
ブラインドサッカーのキーパーはなぜ目隠しをしないのか?
ブラインドサッカーのキーパーが、他の選手と同様に目隠しをしていない理由を紹介していきます。
大きな理由としては、以下の3点です。
- 選手に指示を出すため
- 浮いたボールの音は聞こえにくいため
- ゴールキーパーは動けるコートが制限されているため
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
①選手に指示を出すため
ブラインドサッカーのキーパーは、他の選手に声で指示を出す必要があります。
ボールの音だけでなく、キーパーからの指示を頼りに選手たちは動くのです。
キーパーが選手にボールの位置を具体的に教えたり、攻めや守りを効果的に行うためにはどこにいれば良いのかなどを声で指示します。
目が見えない選手たちにとって、目が見えているキーパーからの指示は非常に効果的なのです。
②浮いたボールの音は聞こえにくいため
キーパーの目が見えていないと、浮いたシュートが防ぎにくくなります。
ブラインドサッカーのボールには工夫が施されており、転がると音がなるようになっています。
しかし、ボールが転がらないと音がなりません。
そのため目が見えていないと、シュートで浮いたボールに反応できなくなり、シュートが止められないでしょう。
目隠しをしていると、浮いたボールに反応できなくなってしまうため、キーパーは目が見えなければなりません。
③ゴールキーパーは動けるコートが制限されているため
ゴールキーパーは、動けるコートの範囲が厳しく制限されています。
ゴールを中心とした2m × 5.82mのエリアから出るとファールになり、相手にペナルティーキックを与えてしまうことになるのです。
通常のサッカーであれば、キーパーは手を使って良いエリアが定められているだけですよね。
しかし、ブラインドサッカーはゴールを中心とした2m × 5.82mのエリアから手足の一部が出るだけで反則になるのです。
もし目隠しをしていたら、2m × 5.82mのエリアから意図せず出てしまうことが増え、反則が多発してしまうでしょう。
ブラインドサッカーの練習方法
ブラインドサッカーは、フィジカルやメンタルのトレーニングが重要になります。
目が見えない状況でプレーするので、選手同士のぶつかり合いやアクシデントが頻繁に起こるからです。
ぶつかって転んだときの受け身の取り方や、体で押し合うトレーニングをします。
メンタルトレーナーにより、怪我を恐れずに前に突き進むメンタルを養うこともあるのです。
ブラインドサッカーの練習はサッカーの技術だけでなく、工夫を凝らした練習が必要になります。
ブラインドサッカーのキーパーは司令塔の役割の果たしている
今回の記事では、ブラインドサッカーのキーパーが目隠しをしない理由について簡単に説明しました。
キーパーは他の選手に声で的確な指示を出し、試合の司令塔の役割を果たします。
また、ブラインドサッカーという競技を面白くするためにも、キーパーは目隠しをしないべきでしょう。
ゴールキーパーの声により、選手がどのようにプレーしているのかにも注目してみると、よりブラインドサッカーを楽しめます。